造園屋松匠の松 我が社で育成している自慢の松をご紹介します。

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植木屋松匠の松へのこだわり

1.三代続けて松を育てています。

松イメージ写真

祖父、父の時代   昭和30年頃から、松の生産・流通が本格的に行われる様になってきました。

松の生産と言っても苗木からつくるのではなく、海岸沿いの山の中にある原木を持ち帰り、畑で養生し、枝を矯め、理想とされる松の形に何年も掛かって作っていく育成方法です。

採取地として、自然の海風にさらされて、とてもいい枝ぶりの松が多いということで、淡路島から仕入れる様になりました。

2.毎年、手を加え大切に育てております。

松イメージ写真

これらの松を移植するには、2年がかりで行います。1年目は山から搬出出来る位の根鉢の大きさになるように、太い根を3〜4本くらい残して他の根を切ります。そして残った太い根の表皮を1mm位はぎ取ります。この作業は環状はく皮といい、はぎ取った部分から細い根をたくさん発根させる方法です。

環状はく皮を行わないと、太い根だけでは翌年移植した際に水分の吸収が追いつかず、松が駄目になってしまいます。翌年、環状はく皮をした箇所から細根が多数出ているので、この根を大切に根巻きし、養生し、山をゆっくりと滑らしながら降ろしていきます。

このような条件で持ち帰った松が活着し、多くのお客様の庭へ巣立ってまいりました。
今でも、毎年手を加え大切に育てております。

3.お客様にいつでもきれいな松を届けるために

松イメージ写真

私共が畑で作業をしていますと、「松匠さんの松は葉が短くて、いつもきれいですね。何かちがう種類の松ですか?」と聞かれることがあります。この場合、「手入れの方法が違います。」とお答えしています。

松の手入れには、5月〜6月頃行う、「みどり摘み」と9月以降に行う、「古葉取り(もみ上げ)」という、2つの方法があります。

我が社の畑では、前者のみどり摘みを行います。新芽が出揃い終わる5月頃から、作業が始まります。まず枝を透かします。芽数を減らした上で、新芽をみどりの基部から摘み取ります。この作業から数週間でもう一度新芽が出始めます。9月頃には全体の芽が出揃い、葉が短く形の整ったきれいな松に仕上がります。

我が社で育成している松の一部をご紹介します。職人が心を込めて、毎日大切に育ててまいりました。

植木屋松匠で育てている赤松(アカマツ)

造園屋松匠で育てている黒松(クロマツ)

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